誰かの処方箋③~終演・配信受付中~

どうも!!

気づけば9月になってしまいました。

遅ればせながら、


どんぐり劇場「誰かの処方箋」
無事に全公演終演しました。


ご来場いただき、またお心を寄せていただき、ありがとうございました!!

改めて、素敵な作品に出演させていただいたなと。

こんなにも登場人物全員と全部の音楽が好きになる作品って滅多にないなと。

小劇場とは思えない美術やお衣装、個性が豊かすぎる出演者の皆さん。

お客様からも嬉しいお言葉をたくさん頂戴し、幸せな期間でした。

あ〜楽しかった!


作品の魅力や出演者のことはXやインスタにちょくちょく書いていたので、

今回は書いてないようなことを。



実は私は当初、パック役の予定だったんです!

それがある日ケタマ役に変更になりました。

終演してみて、結果やっぱり私はケタマでしたね。笑笑

ケタマでよかった!


ある日のブログ(私のトリセツは薄っぺらい)にも、

稽古初日に渡された自分の処方箋にも書いたのですが、

●イライラしている時は大体お腹が空いています

●スイッチが0か100しかないです

うん、ケタマだわ。

初めて台本読んだとき笑いました。…私だ。笑


だから、ケタマは最初から私の近いところにいてくれて、一緒に歩んでいった感覚です。

ありがとう、ケタマ。

共演者の皆さんが私が変なことしても受け止めてバンバン返してくださるので、

楽しくお芝居させてもらいました。感謝。



そして、今回なんとソロ曲が5曲もありまして💦

ミュージカルでこんなにソロを歌わせてもらう機会ってなかなかないですから💦

本当にありがたい話です。

ピュア故に色んな薬を服用するので、曲調も様々。

(カデンツァの文字を見た時は震えました…。私が…カデンツァ…だと…)

本番を無事に迎えるための課題は山積みでした。

これらに関しては作・演出の麗ちゃん、バンドメンバー

そしてケタマずにかなり助けられたと思います。これまた感謝。



「薬」は今回のテーマの一つ。

-薬は私を和やかにくれる 薬は私を朗らかにしてくれる

でもこれって本当に私なの- (♪心クズ 冒頭)

この作品は心の薬を扱っていますが、

私は小さい頃からずっと体の薬を使い続けているので、

効果は違えど身近に感じていました。


私は昔からアトピーで、

小さい頃は掻かないように腕を包帯ぐるぐる巻きにして過ごしていました。

掻きすぎて血まみれになったことも何度もあります。

学校で心無いことを言われたこともあります。

そんな私が(運動会やバレエの発表会など)どうしてものとき使うのがステロイド。

汗をかくからという理由はもちろんですが、

「沢山の人に見られるから」という理由もあったように思います。

「毎日は使えないからね」と言われたことをよく覚えています。

毎日使えたら楽なのに。でも毎日強い薬は使うと自分が壊れてしまう…。

ケタマの歌を歌いながらそんな経験を思い出していました。

(あ、アトピーは沢山の人の力で今は随分良くなったのでご心配なく!

振り返ってみると、掻くのを忘れるくらい熱中して見たあの作品や物作りも

ある種のお薬だったんだろうなと思います。)



この「誰かの処方箋」という作品は

世界観が現実とかけ離れているのでファンタジー要素が強く感じられますが、

実は身近な「私たち」のお話でもあります。

まだご覧になる機会(アーカイブ配信)はあるので、

ぜひ多くの人に何度でもみてもらいたいです♪

私も自分らしさを大切にこれからも精進します!!





行成小夏

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